この記事の要点
  • 構造形式コードの一覧は令和6年3月の「技術的助言の解説・運用標準」には載っていません(当夜取得した全文テキストで「構造形式一覧」の出現は0件)。置き場所は直轄版「橋梁定期点検要領」(令和6年7月・国土交通省 道路局 国道・技術課)の付表-1.1です
  • 付表-1.1 は4つの表に分かれています。(1)上部構造/(2)床版形式/(3)下部構造/(4)基礎形式。桁数も体系も表ごとに違うので、1つの共通コードだと思って突き合わせると合いません
  • 上部構造は材料と継手で9グループに分かれ、コードは3桁。グループ番号は⑥石橋のあと⑧へ飛び、⑦は一覧に存在しません
  • 「不明」が正規のコードとして用意されています(124 I桁(不明)、128、134、53 場所打床版(不明)など)。古い橋で合成・非合成が判らないときに「その他」へ逃がす必要はありません
  • 溝橋だけコードが2つあります。335/435 は「※336以外の溝橋」、336/436 は「活荷重による影響が小さい小規模な剛性ボックス構造で,第三者被害の恐れがないもの」。小規模側を別コードで分けているのはこの2つだけです
  • 「その他」のコードは表ごとに99・9・19と異なり、下部構造と基礎には「その他は、代表的な例である。個別に適切に設定すること」という注記が付いています。自由記述欄があるのは「その他」列です
  • 床版形式の表は、当夜取得した原典を実測するとコード61が2行(プレキャスト床版(PC)/プレキャスト床版(不明))あり、63がありません。台帳システム側の選択肢と食い違うことがあるため、入力前に管理者側の定義を確認してください

点検調書を受け取って最初に止まるのが、様式の冒頭にある「上部構造形式」「下部構造形式」の欄です。受注者が書いてきた3桁の数字が妥当かどうかを確かめようとして、令和6年3月の解説・運用標準を開いてもコード表が見つからない、という場面は珍しくありません。

結論から言うと、コード表は解説・運用標準の側にはありません。当夜取得した道路橋定期点検要領(技術的助言の解説・運用標準/令和6年3月)の全文テキストを検索すると、「構造形式一覧」の出現は0件です。様式1には「橋梁形式」という記録項目がありますが、そこへ何を書くかの選択肢一覧は添えられていません。コードの実体は直轄版の「橋梁定期点検要領」(令和6年7月)の付録 付表-1.1「構造形式一覧」にあります。

この記事では付表-1.1 を原文で読み、4つの表の体系と、実務で判断が要る「不明」「その他」「溝橋の2コード」の扱いを整理します。様式1そのものの記入ルール(橋梁名の表記・路線名・緯度経度)は様式1の基本情報の書き方:橋梁名・路線名・緯度経度に、要素番号・部材番号の付け方は要素番号の付け方:起点側から振る4桁の意味にまとめてあります。定期点検の制度全体の地図は橋梁定期点検 完全ガイドをご覧ください。

コード表の置き場所は直轄版の要領だけ

橋梁の定期点検要領には2つの系統があります。国土交通省が自ら管理する道路橋に適用する直轄版と、地方公共団体が参照する技術的助言の解説・運用標準です。この2系統の違いは橋梁定期点検要領は2種類ある:直轄版と技術的助言の違いで整理しました。

直轄版の適用範囲は要領の冒頭に明記されています。「本要領は,道路法(昭和27年法律第180号)第2条第1項に規定する道路における橋長2.0m 以上の橋,高架の道路等(以下「道路橋」という。)のうち,国土交通省及び内閣府沖縄総合事務局が管理する道路橋の定期点検に適用する」。つまり付表-1.1 は、そのままでは自治体の橋に適用されるものではありません。

それでも自治体の実務でこの表が使われるのは、点検調書のデータベース登録や橋梁台帳の様式が直轄版の体系を引いて作られていることが多いためです。要領と自組織マニュアルの関係については国の要領と自治体マニュアルの関係:どちらに従うのかに書いたとおり、自組織が採用している版を確認してから使うのが前提になります。

本記事が引用するコードは、直轄版「橋梁定期点検要領」(令和6年7月)の付表-1.1 の記載です。自治体が独自に定義したコード体系とは一致しない場合があります。入力前に、所属の台帳システムが参照している定義を必ず確認してください。

付表-1.1 は4つの表に分かれている

付表-1.1「構造形式一覧」は、1枚の表ではありません。次の4つに分かれています。

表記録する対象コードの桁数「その他」のコード
(1) 上部構造橋そのものの構造形式(I桁・箱桁・トラス・アーチ等)3桁グループごとに199・299・399・499・599・699・999 ほか
(2) 床版形式床版種類使用形式(一体型・上乗せ型・鋼床版等)2桁99
(3) 下部構造橋台橋脚構造形式(重力式橋台・壁式橋脚等)2桁19(橋台)/99(橋脚)
(4) 基礎形式基礎形式(直接基礎・ケーソン・各種杭)1〜2桁9

注意したいのは、「その他」のコードが表ごとに違うことです。上部構造の感覚で床版形式に「999」と書くことはできませんし、基礎形式の「その他」は1桁の「9」です。4つの表はそれぞれ独立した採番と考えてください。

また (2)(3)(4) の表には「その他」のコードと並んで自由記述の列が用意されています。(2) は「床版種類使用形式その他」、(3) は「橋台橋脚構造形式その他」、(4) は「基礎形式その他」です。コードで表現しきれない形式は、コードを「その他」にしたうえでこの列に名称を書く構成になっています。

上部構造は材料と継手で9グループ。⑦は欠番

(1) 上部構造の表は、材料と継手の種類でグループに分かれています。原典の並びは次のとおりです。

グループ区分コードの頭収録されている形式の例
①鋼橋(ボルト又は溶接継手)1121 I桁(非合成)/131 箱桁(非合成)/140 トラス橋/151 タイドアーチ(アーチ橋)/160 ラーメン橋/172 箱桁(斜張橋)
②鋼橋(リベット継手)2221 I桁(非合成)/231 箱桁(非合成)/240 トラス橋/253 ローゼ(アーチ橋)/260 ラーメン橋
③RC橋3311 RC 中実床版/312 RC 中空床版/321 RC T桁/331 RC 箱桁/356 アーチ橋/360 ラーメン橋
④PC橋4411 プレテン床版/413 ポステン中空床版/423 ポステンT桁/434 ポステン箱桁(合成)/481 波形鋼板ウエブ橋/482 鋼管トラスウエブ橋
⑤SRC橋5556 アーチ橋/599 その他(SRC橋)
⑥石橋6650 アーチ橋(その他)/656 アーチ橋/699 その他(石橋)
⑧H形鋼橋(継手なし)8825 H形鋼(非合成)/826 H形鋼(合成)/828 H形鋼(不明)/830 鋼桁橋(その他)
⑨その他9960 ラーメン橋/972 箱桁(斜張橋)/999 その他

グループ番号は⑥のあと⑧へ飛びます。原典のページを当夜取得して確認したところ、⑦に当たるグループは一覧に存在しません。コードの頭にも7で始まるものはありません。「⑦が抜けている=印刷落ちではないか」と疑う必要はなく、7で始まるコードを探しても見つからない、という理解で足ります。

⑤SRC橋と⑥石橋は収録数が2〜3件しかありません。石橋のアーチは石造アーチ橋の点検:扱いと着眼点、石桁橋は石桁橋の点検:古い橋に要領をどう当てるかで扱っています。コードの選択肢が少ない構造形式は、現地の状態の記録でも判断材料が少ないため、備考欄の記述がそのまま次回点検の資料になります。

「不明」は正規のコードとして用意されている

古い橋で設計図書が残っていない場合、合成桁か非合成桁かが判らないことがあります。このとき「その他」に逃がす必要はありません。付表-1.1 には「不明」が正規のコードとして収録されています。

表「不明」のコード
(1) 上部構造 ①鋼橋(ボルト又は溶接継手)124 I桁(不明)/128 H形鋼(不明)/134 箱桁(不明)
(1) 上部構造 ②鋼橋(リベット継手)224 I桁(不明)/228 H形鋼(不明)/234 箱桁(不明)
(1) 上部構造 ⑧H形鋼橋(継手なし)828 H形鋼(不明)
(2) 床版形式53 場所打床版(不明)/プレキャスト床版(不明)

「不明」と「その他」は意味が違います。「不明」は形式の分類は特定できているが下位の属性が判らない状態(I桁であることは確実だが合成か非合成か判らない)で、「その他」は一覧のどの分類にも当てはまらない状態です。ここを混ぜると、後年にコードから母集団を集計したときに「I桁の総数」が実態より少なく出ます。

なお、資料がなくても推定してよい、というのが要領の立場です。直轄版の第2章「状態の把握」の解説には「過去の記録,文献等が入手できない場合であっても,構造形式,現地の条件,橋の外観などからある程度推定できることも多い」と書かれており、既往資料が入手できないことを理由に記録を空欄にすることは想定されていません。推定で埋めた項目は、備考欄に推定であることと根拠を残してください。既往資料の扱いは基礎データの収集・記録:既往資料がないときの進め方に整理しています。

溝橋だけコードが2つある:335/336・435/436

付表-1.1 のなかで、1つの構造形式に対してコードを2つ用意しているのは溝橋(BOXカルバート)だけです。原文はこうなっています。

コード原典の記載
335(RC溝橋)※336以外の溝橋
336(RC溝橋)※活荷重による影響が小さい小規模な剛性ボックス構造で,第三者被害の恐れがないもの
435(PC溝橋)※436以外の溝橋
436(PC溝橋)※活荷重による影響が小さい小規模な剛性ボックス構造で,第三者被害の恐れがないもの

335と435の定義が「336以外」「436以外」という引き算で書かれているのが特徴です。つまり判断の順序は決まっていて、先に336/436に当たるかを見て、当たらなければ335/435になります。336/436の条件は3つあり、①活荷重による影響が小さい ②小規模な剛性ボックス構造である ③第三者被害の恐れがないをすべて満たす必要があります。

当夜取得した要領の全文テキストを検索した限り、本文の側に「336」「436」を引いている箇所はありません。コードを分けた運用上の意味(点検頻度や記録の省略が変わるのか等)は要領の本文からは読み取れないため、どちらを選ぶかで扱いが変わるのかは管理者側の運用に確認してください。溝橋・ボックスカルバートそのものの点検の扱いは溝橋・ボックスカルバートの点検:橋として扱う範囲に整理しました。

なお、床版形式の「99 その他」の自由記述欄にも「ボックスカルバート」「現場打ちボックスカルバ-ト」が例示されています。上部構造のコードで溝橋を選んだ場合に床版形式をどう書くかは表の側では規定されていないため、ここも台帳の定義に合わせる領域です。

「その他」は99・9・19。注記は「個別に適切に設定すること」

(3) 下部構造と (4) 基礎形式の表には、同じ文言の注記が付いています。

注:橋台橋脚構造形式その他は、代表的な例である。個別に適切に設定すること。
注:基礎形式その他は、代表的な例である。個別に適切に設定すること。

この注記が意味するのは、自由記述欄に並んでいる名称は閉じたリストではないということです。たとえば橋台の「19 その他(橋台)」には、L型橋台・T型橋台・U型橋台・アーチアバット・インテグラルアバット・パイルベント橋台・もたれ擁壁・深礎杭橋台・石積み橋台・柱式橋台(ピアアバット)・箱式橋台・本線一体型・不明——といった例が挙がっていますが、これらは「代表的な例」です。該当がなければ現地の構造に合わせて書くことになります。

橋脚側の「99 その他(橋脚)」も同様で、ゲルバ-ヒンジ部・ロッキング橋脚(鋼製)・掛け違い橋脚・中空橋脚・方杖ラーメン・鋼管ウエル式橋脚などが例示されています。ゲルバー部の扱いはゲルバー部・PC定着部の点検:部材記号と着眼点、ロッキング橋脚のような落橋に直結する構造は墜落・落下を防ぐ構造の点検:落橋防止と第三者被害と合わせて読むと、コードを選ぶときに何を記録に残すべきかが見えます。

橋台には「20 橋台部ジョイントレス構造」という、その他とは別のコードが立っています。伸縮装置を置かない構造はフェールセーフと伸縮装置の評価|様式その9-1・9-2で扱う評価の枠組みにも影響するため、ここは「その他」に寄せずに専用コードを使ってください。

床版形式の表で実測した食い違い

(2) 床版形式の表について、当夜取得したPDFの該当ページを抽出して1行ずつ確認したところ、次の状態でした。

コード床版種類使用形式
51場所打床版(RC)
52場所打床版(PC)
53場所打床版(不明)
61プレキャスト床版(PC)
62プレキャスト床版(RC)
61プレキャスト床版(不明)

場所打床版の側は51・52・53と並びますが、プレキャスト床版の側はコード61が2行あり、63がありません。これは当夜取得した原典(付録ページ36/PDFの173〜174ページ)の記載そのままです。

実務上の対応は2つに分かれます。台帳システムの選択肢に「63 プレキャスト床版(不明)」があるなら、システム側がこれを補って定義していることになるのでシステムの定義に従ってください。選択肢が原典どおり61を2つ持っている場合は、どちらの61を選んだのかが後から判別できません。この場合はコードだけで済ませず、備考欄か「床版種類使用形式その他」の列に「不明」と残す運用が必要です。

こうした食い違いは、様式をデータベースへ登録する段で初めて表面化します。新様式のデータベース登録で詰まる箇所は新様式のデータベース登録:つまずく箇所と確認の順番にまとめました。

下部構造と基礎は桁数の体系が違う

(3) 下部構造のコードは2桁で、橋台が11〜20、橋脚が21〜99という連続した1本の採番になっています。橋台と橋脚で表が分かれているように見えますが、番号の空間は共通です。

範囲内容の例
11〜1811 重力式橋台/12 半重力式橋台/13 逆T式橋台/14 控え壁式橋台/15 ラーメン橋台/16 中抜き橋台/17 盛りこぼし橋台/18 小橋台
19・2019 その他(橋台)/20 橋台部ジョイントレス構造
21〜23壁式橋脚(RC/SRC/鋼製)
31〜39・44〜46・84〜92柱橋脚(1柱円・1柱小判・1柱角・2柱角・2柱円・2柱小判)を材料別に細分
41〜43・51・53ラーメン橋脚/二層ラーメン橋脚
61〜69・47〜49・71・73T型橋脚(柱円型・柱小判型・柱角型)/I型橋脚
81〜83パイルベント橋脚(RC/SRC/鋼製)
98・9998 アーチ拱抬/99 その他(橋脚)

柱橋脚とT型橋脚は断面の形(円・小判・角)と材料(RC・SRC・鋼製)の組み合わせでコードが分かれるため、選択肢が最も多い区分です。断面形の呼び方が自組織と違う場合は、ここで取り違えが起きます。

一方 (4) 基礎形式は1桁と2桁が混在します。0 直接基礎/1 オープンケーソン/2 ニューマチックケーソン/3 鋼管矢板/4 場所打ぐい/5 既製鋼ぐい/6 既製RCぐい/7 既製PCぐい/8 木ぐい/9 その他——ここまでが1桁で、10 鋼管ソイルセメント杭/11 プレボーリング杭/12 深礎(柱状体深礎基礎、組杭深礎基礎)が2桁です。つまり後から追加された工法が2桁側に積まれている構造になっています。ゼロ埋めの有無(「4」か「04」か)は表には書かれていないため、台帳の桁揃えの仕様を確認してください。

台帳・データベースとの整合はどこで取るか

要領は様式1の「諸元等」について、「道路橋の最も基本的な情報の1つであり,適切な方法により記録する。このとき,他のデータベースの内容との整合も図ること」と求めています。構造形式コードは、点検調書の中だけで閉じる項目ではありません。橋梁台帳、施設ID、道路メンテナンス年報の集計——同じ橋の構造形式が複数の場所に書かれます。

整合を確認する順番としては、次の3点を押さえておくと手戻りが減ります。

  • 台帳側の定義が先か、要領側が先かを決める。両方を直す運用は破綻します。橋梁台帳の役割は橋梁台帳とは?記載事項と点検記録との関係に整理しました
  • 施設IDは緯度経度から機械的に決まるため、構造形式コードとは独立に検算できます。手順は施設IDの付与:緯度経度から決まる識別子の作り方をご覧ください
  • 上下線で構造が違う橋は、要領が「構造が上下線で異なり,一方が定期点検の対象外となった場合」を特記事項の例として挙げています。コードを1つしか書けない様式では、ここを備考欄で補う必要があります

なお、年報の集計で橋梁数が自組織の認識と合わない場合、原因はコードではなく数え方にあることが多いです。年報の橋梁数が自組織の数と合わない理由に切り分けの手順を書いています。

よくある質問

Q. 令和6年3月の解説・運用標準に構造形式コードの表はないのですか。
A. ありません。当夜取得した「道路橋定期点検要領(技術的助言の解説・運用標準)」(令和6年3月)の全文テキストに対して検索したところ、「構造形式一覧」の出現は0件でした。様式1には「橋梁形式」という記録項目があり、「橋梁諸元(架設年度、橋長、幅員、橋梁形式)」として様式に並びますが、そこへ書く選択肢の一覧は添えられていません。コード表は直轄版「橋梁定期点検要領」(令和6年7月)の付表-1.1 にあります。

Q. 直轄版の付表を自治体の橋にそのまま使ってよいのですか。
A. 要領の適用範囲は「国土交通省及び内閣府沖縄総合事務局が管理する道路橋の定期点検に適用する」と明記されているため、自治体の橋に自動的に適用されるものではありません。実務では台帳システムが直轄版の体系を引いていることが多いため、所属の台帳が参照している定義を確認したうえで使ってください。要領と自組織マニュアルの関係は別記事に整理しています。

Q. 合成桁か非合成桁か判らない古い橋は、どのコードを選びますか。
A. 「不明」のコードを選びます。鋼橋(ボルト又は溶接継手)のI桁なら124、H形鋼なら128、箱桁なら134です。リベット継手なら224・228・234、継手なしのH形鋼橋なら828です。「その他」(199・299等)は一覧のどの分類にも当てはまらない場合のコードなので、I桁であることが判っているなら「その他」ではなく「不明」側を使ってください。

Q. 溝橋の336と436は何が違うのですか。
A. 材料が違います。336はRC溝橋、436はPC溝橋です。どちらも条件の記載は同じで、「活荷重による影響が小さい小規模な剛性ボックス構造で,第三者被害の恐れがないもの」です。それ以外の溝橋は335(RC)・435(PC)になります。コードを分けたことで点検の扱いが変わるのかは、当夜取得した要領の本文には記載が見当たらなかったため、管理者側の運用に確認してください。

Q. 上部構造の⑦はどこにありますか。
A. 一覧に存在しません。原典の並びは①鋼橋(ボルト又は溶接継手)②鋼橋(リベット継手)③RC橋④PC橋⑤SRC橋⑥石橋⑧H形鋼橋(継手なし)⑨その他で、⑥のあとは⑧へ飛びます。コードの頭に7で始まるものもありません。

Q. 床版形式でコード61が2つあるのは誤りですか。
A. 誤りかどうかの判断はこちらではできません。当夜取得した原典の該当ページを抽出した結果として、61が「プレキャスト床版(PC)」と「プレキャスト床版(不明)」の2行に付いており、63が存在しない、という事実だけを報告しています。台帳システムに63の選択肢があるならシステム側の定義に従ってください。原典どおり61が2つある場合は、どちらを選んだかがコードから判別できないため、自由記述欄か備考欄に「不明」と残してください。

Q. 基礎形式のコードはゼロ埋めしますか。
A. 付表-1.1 には桁揃えの指定がありません。1桁(0〜9)と2桁(10〜12)が混在する体系なので、「4」と書くか「04」と書くかは台帳システムの仕様で決まります。点検調書と台帳で表記が違うと機械的な突合で不一致になるため、入力前に確認してください。

本記事の引用は、当夜取得した原典PDFの記載に基づきます。読点・句点は原典の表記に合わせています。構造形式コードは道路管理者ごとに独自の体系が併存するため、記録の前に採用している定義を必ずご確認ください。

出典・適用範囲

本文の版・記述・引用を確認するための一次資料です。PDFを当夜取得し、該当箇所を原文で照合しました。引用の読点・句点は原典の表記に合わせています。「0件」と記した語の出現数は、当夜取得したPDFの全文テキストに対する実測値です。

原典リンク確認:2026年10月5日。本記事は点検調書と橋梁台帳に記録する構造形式コードの体系を確認するための実務解説で、個別の橋梁の構造形式の判定を行うものではありません。引用元の付表-1.1 は国土交通省および内閣府沖縄総合事務局が管理する道路橋に適用される直轄版要領の付録であり、地方公共団体の橋に自動的に適用されるものではありません。適用される要領およびコード体系は道路管理者ごとに異なるため、採用版を必ずご確認ください。