点検の結果が悪い橋に対して、選べる手は「直す」だけではありません。直さずに無くす——集約・撤去という選択肢が、いま国の政策として正面から位置づけられています。実際、過去に健全性Ⅳ(緊急措置段階)と判定された橋の43%は撤去・廃止(予定を含む)を選んでいます

本記事では、令和8年3月に国土交通省道路局が公表した「道路施設の集約・撤去ガイドライン」を軸に、撤去・集約をどう検討するのか(フローと抽出指標)、費用はどこから出るのか(補助制度で撤去が対象になる条件)、計画と手続きに何が要るのかを、一次資料で整理します。Ⅳ判定と通行止めの関係は健全性Ⅳの橋はなぜ通行止めになるのかにまとめています。

この記事の要点
  • ガイドラインは令和4年3月の「道路橋等の集約・撤去事例集」を令和8年3月にガイドラインへ再編したもの。検討フロー・抽出指標・合意形成の手順・事例が1冊にまとまっている
  • 第6次社会資本整備重点計画(令和8年1月16日閣議決定)は、道路分野で令和7〜12年度に1,000施設の集約・撤去、機能縮小等を実施する目標を掲げている
  • 道路メンテナンス事業補助制度の要綱は「対策」に撤去を明記。ただし補助対象になるのは集約に伴う撤去・安全確保のための撤去・治水効果の高い橋梁の撤去の3類型で、単純撤去だけは条件付き
  • 撤去を検討するには長寿命化修繕計画への記載が前提。令和8年度からは「短期的な数値目標とコスト縮減効果」の記載も本則適用になる

ガイドラインの位置づけと政策目標

「道路施設の集約・撤去ガイドライン」(令和8年3月、国土交通省道路局)は、令和4年3月に公表された「道路橋等の集約・撤去事例集」を発展させ、事例集からガイドラインへ再編したものです。冒頭には、なぜ撤去が選択肢になるのかが明記されています。

ガイドラインの原文:「厳しい財政状況の下、財源確保が課題となっている中においては、道路橋の老朽化対策の一つとして、地域の実情や利用状況に応じて集約・撤去を選択肢とすることが、一時的な負担が生じたとしても、長期的な視点で見た際には有効な手段となりうる。」(mlit.go.jp

政策側の目標も具体的です。第2次のインフラ長寿命化計画(行動計画)は令和7年度までに集約・撤去を検討した地方公共団体を100%にすることを目標とし、令和8年1月16日に閣議決定された第6次社会資本整備重点計画は、道路分野で令和7年度から令和12年度までに1,000施設の集約・撤去、機能縮小等を実施することを目標に掲げました。KPIは「令和6年度 0施設 → 令和12年度 1,000施設」という置き方で、令和7年度以降を新規にカウントする建て付けです。

検討に着手した団体は着実に増えています。道路メンテナンス年報 令和6年度版によると、母数1,788団体に対する検討着手団体数は次のとおりです。

時点検討着手した団体数割合
2019年度末252団体14%
2021年度末631団体35%
2022年度末1,432団体80%
2024年度末1,651団体92%

一方で「実際に何施設が撤去されたか」の全国系列は途切れています。第2次行動計画に載っている実施施設数は平成29年度114施設・平成30年度282施設・令和元年度461施設までで、令和2年度以降を連続系列として公表した資料は見当たりません。検討状況は追えるが実績は追いにくい、というのが現在のデータの状態です。

集約・撤去には5つの型がある

「撤去」と一言で言っても、ガイドラインは5つの型に整理しています。この分類が重要なのは、型によって補助制度の使えるかどうかが変わるからです。

内容補助・地方債
単純撤去役割を終えた橋をそのまま撤去する△(要件を満たす場合のみ)
撤去+迂回路整備撤去したうえで迂回路の機能を充実させる
ダウンサイジング(既設縮小化)既設の幅員等を縮小して機能を下げる
ダウンサイジング(新設縮小化)架け替えの際に規模を落とす
複数橋梁の集約近接する複数の橋を1つにまとめる

ガイドラインは選択の考え方を次のように書いています。「老朽化等により現橋の継続利用が困難な場合において、今後も同等以上の機能が必要な橋梁は『架替』を実施し、周辺環境の変化等により役割を終えている橋梁は『単純撤去』を実施することが考えられる。一方、それらの中間として、同じ機能で作り直すほどではないが何らかの機能の保持が求められる橋梁は、『迂回路の機能を充実させる(撤去+迂回路整備)』、『機能を低下させる(ダウンサイジング)』、『架替橋梁を集約する(複数橋梁の集約)』等も選択肢となる」。

つまり「直すか、無くすか」の二択ではなく、その間に3段階があるという設計です。実務上は、単純撤去は地元合意が最も難しく補助も条件付きなので、まず中間の型が成立しないかを検討することになります。

検討フローと抽出指標

ガイドラインが示す検討フローは次の順です。

  1. 基礎データの収集・整理
  2. 集約・撤去対象候補の抽出
  3. 概算事業費・コスト効果の算出
  4. 長寿命化修繕計画への反映
  5. 利用者・住民との合意形成
  6. 関係機関との協議
  7. 実施設計
  8. 工事実施

候補を抽出する指標は、施設種別ごとに原文で示されています。道路橋は「健全性(点検結果)、交通量(利用状況)、迂回路の有無、迂回距離、周辺環境の変化等を踏まえて検討する。」、横断歩道橋は「健全性(点検結果)、利用者数(主に児童)、通学路の指定状況、代替施設(近傍の横断歩道)の有無等を踏まえて検討する。」です。

もう1つ、実務でよく使われる出発点がガイドラインに書かれています。「集約・撤去の対象となりうる橋梁は、『周辺道路網の整備や土地利用の変化等に伴い、交通量(利用者)が著しく減少している橋梁』や『老朽化等に伴い通行規制を実施している橋梁』等が挙げられる」。すでに通行規制をかけている橋は、そのまま撤去検討の第一候補になるということです。

判断の土台になるのは点検結果なので、健全性の区分と対策区分の整理が前提になります(健全性の診断(判定区分Ⅰ〜Ⅳ)とは対策区分一覧と判定の考え方)。

定量的な閾値をどう置くか

抽出指標は決まっていても、「迂回距離が何kmまでなら許容か」は各管理者が決める必要があります。ガイドラインは自治体の実例を通じて、閾値の置き方を示しています。

指標閾値の置き方の実例
迂回距離救急車の現場到着時間に着目。時間差が3分以内(平均到達時間7分+3分以内=現場到着10分以内)なら救命の可能性が高いと推定し、候補とする閾値を迂回距離2km未満に設定
橋梁間距離GISで橋梁間30m以内の橋を機械的に抽出し、位置関係から集約が不可能なものを除外して候補化
交通量全橋の定量把握は困難なため、多い/比較的多い/ある程度見込まれる/比較的少ない/少ない(林業用・農業用道路)の5段階で定性評価
通行実態携帯電話の位置情報(統計加工されたもの)から推定通行量と推定迂回経路を算出
総合評価長野県富士見町の例。18項目を各1〜4点で評価(最大72点を100点満点換算)し、80点以上を「機能集約化の可能性が高い橋梁」、70点以上を「やや高い橋梁」として抽出
横断歩道橋立体横断施設技術基準・同解説(昭和54年1月)の設置基準をもとにピーク1時間あたりの横断者数の目安を設定。加えて通学路指定の有無、車椅子が通れる有効幅員かどうか

富士見町の例で参考になるのは、迂回路の有無(車両)・通学路の迂回・ゴミステーションへの迂回といった項目の閾値を、住民への聞き取りと現地確認で決めている点です。机上のGIS抽出だけでは決まらない項目があり、そこは現地で埋めるという整理になっています。

費用の比較と、補助制度で撤去が対象になる条件

コスト効果の試算について、ガイドラインは「対象橋梁に対して、集約・撤去を実施した場合と継続利用した場合(または更新を実施した場合)の概算事業費を算出し、それらを比較することでコスト効果を試算する。」とし、試算対象として点検費・補修費・更新費・撤去費を挙げています。算出期間は100年間が標準です。橋梁点検の費用構造は橋梁点検の費用相場と内訳にまとめています。

具体例として、北海道の赤平橋のライフサイクルコスト比較がガイドラインに載っています。

概算工事費合計(100年)年あたり投資効果
現橋を補修して延命1,095,000千円(100%)10,950千円/年低い
新橋に架け替え(ダウンサイジング)993,000千円(91%)9,930千円/年高い

点検費だけで撤去が正当化された例もあります。北海道名寄市は、橋長12.7m・幅員6mながら桁高が高く橋梁点検車が必要で点検費がかさんでいた橋について、撤去により「定期点検費1回分(約50万円:実績値)」が縮減できるとしてこれをコスト縮減効果(数値目標)に設定しました。点検結果はⅡ判定のため修繕費の縮減は見込んでおらず、純粋に点検費だけで説明した例です。札幌市は、供用60年目に「撤去・更新した場合」と「撤去のみを行った場合」の費用を比較し、コスト縮減率を約6割と算出しています。

では財源はどこから出るのか。中心になるのが道路メンテナンス事業補助制度です。要綱は「対策」の定義でこう書いています。

要綱 第2の6の原文:「この要綱において『対策』とは、構造物の修繕、更新、撤去をいう。」(道路メンテナンス事業補助制度要綱。令和2年3月31日制定、最終改正 令和6年2月6日・令和6年4月1日施行)

ただし、どんな撤去でも補助されるわけではありません。事業要件で撤去が対象になるのは次の3類型です。

類型要件(要綱 第4の1)
集約に伴う撤去複数の構造物において、その性能・機能を一部の構造物に集約することに伴い実施する他の構造物の撤去(集約先の構造物に係る対策等を実施する場合に限る
安全確保のための撤去横断する道路施設等の安全の確保のために実施する構造物の撤去(改築または修繕と同時に実施する場合に限る
治水目的の撤去治水効果の高い橋梁の撤去(河川管理施設等構造令への適合状況や過去の被災歴等により、撤去した場合の治水効果を確認している場合に限る)

いずれも括弧書きの条件が本体です。単に古いから撤去する、というだけでは要件に当たりません。補助率は国費率で5.5/10に財政力指数に応じた引上率を乗じたもの、対象は橋梁・トンネル・道路附属物等(横断歩道橋、シェッド、大型カルバート、門型標識)です。前提として点検を実施し診断結果を公表していること、および長寿命化修繕計画(個別施設計画)に位置づけられていることが要ります。財源制度の全体像は道路メンテナンス事業の財源まとめを参照してください。

もう1つ、総務省の緊急自然災害防止対策事業(地方単独事業債)も使える場合があります。充当率100%・元利償還金の70%を交付税措置という条件で、令和8年度からは健全性Ⅲまたは Ⅳと診断された橋梁(道路・農道・林道)について、災害の発生予防・拡大防止のために実施する除却が対象に追加されました。

出典:道路施設の集約・撤去ガイドライン(令和8年3月/mlit.go.jp)、道路メンテナンス事業補助制度要綱(cao.go.jp)、道路メンテナンス年報 令和6年度版(2025年8月公表/mlit.go.jp)。緊急自然災害防止対策事業の数値はガイドライン巻末に掲載された総務省資料によります。制度の適用可否は必ず各制度の所管に確認してください。

長寿命化修繕計画への記載が入口になる

撤去を実行に移すうえで、実は最初のハードルが計画への記載です。補助制度要綱の第5は、長寿命化修繕計画についてこう定めています。

要綱 第5の3の原文:「『費用の縮減に関する具体的な方針』において、橋梁や横断歩道橋については集約・撤去等を含め検討し記載するものとする。

さらに第5の2(2)は、計画全体の目標として「集約・撤去や新技術等の活用に関する短期的な数値目標及びそのコスト縮減効果」を定めることを求めています。この項目は附則で令和7年度までは適用しないとされていたため、令和8年度から本則適用になります。

記載の実績はどうなっているか。2025年3月31日時点(母数1,781団体)では、「集約・撤去など費用の縮減に関する具体的な方針」の記載ありが1,693団体(95%)に対し、「短期的な数値目標及びそのコスト縮減効果」の記載ありは1,349団体(76%)で、370団体(21%)が記載なしです。本則適用を控えて、この21%が対応を迫られる構図になります。

ガイドラインは、すぐに撤去できない場合の書き方も示しています。「将来的に集約・撤去を実施する方針としたが、すぐに取組めない場合は、『将来的に集約・撤去に向かう橋梁』として位置付けて、長寿命化修繕計画(個別施設計画)を策定することも有効である。」——この位置づけをしておくと、その橋には修繕を打たず経過観察に留める、という運用が計画上正当化されます。計画の書き方は橋梁長寿命化修繕計画とは?記載内容と策定・更新の実務にまとめています。

合意形成と手続き:ここが一番長い

技術的な判断より時間がかかるのが、住民合意と関係機関協議です。国土交通省が令和元年度に実施したアンケートでは、集約・撤去を進めるうえでの課題として「地元や利用者の理解が得られない」が約6割、「集約・撤去を進める順序、作業内容がわからない」が約2割を占めました。

ガイドラインは、説明会の運び方について実務的な注意を書いています。「地元合意を得られるまで複数回説明会を開催することも想定されるが、この際、開催間隔を空けると異論が再燃しやすい傾向があることにも留意が必要である。」説明すべき内容としては、対象橋梁の点検結果・利用状況・撤去した場合の迂回路・事業の必要性・今後の事業計画・老朽化に伴う維持管理費の増加・逼迫した財政状況・国内外の落橋事例が挙げられています。

関係機関との協議も重い工程です。交差物件の管理者(鉄道事業者・他の道路管理者・河川管理者)と施工条件・工程・費用負担を詰める必要があり、ガイドラインには協議が複数年にわたり20回を超えた事例も紹介されています。跨線橋は施工時間がき電停止時間に限られ鉄道事業者への委託工事になることが多く、渡河橋は施工期間が非出水期に限られます。横断歩道橋を撤去する場合は、交通管理者と横断歩道・信号機の設置可否を協議し、通学路指定があれば学校関係者との協議も要ります。

法手続きとしては、道路法第10条により「一般交通の用に供する必要がなくなつたと認める場合」に路線の全部または一部を廃止できます。市町村道の廃止・変更は第10条第3項が第8条第2項を準用するため市町村議会の議決が必要で、廃止・変更は第9条により公示します。道路の区域や供用の廃止についても第18条で公示と図面の縦覧が求められます。補助事業で整備した施設を撤去する場合は、要綱第8の4により財産処分の承認手続きが別途必要です。

実際の事例と費用

ガイドラインには道路橋21件・横断歩道橋4件の事例が掲載されています。費用と年次まで確認できるものを3件挙げます。

橋梁諸元・判定経緯事業費
新那珂橋(栃木県)
単純撤去
11径間ゲルバーRCT桁、橋長302.0m、1935年供用、Ⅳ相当2007年緊急点検 → 2008年通行止め・耐震補強 → 2009年 重量制限6t・震度4以上で即時通行止めを条件に再開 → 2011年 東日本大震災で即時通行止め、県議会が撤去の補正予算を議決 → 2013年3月 撤去完了。下流の若鮎大橋まで迂回距離 約1km約353百万円
(護岸復旧を含む)
新利根橋(茨城県稲敷市)
撤去+迂回路整備
鋼橋、橋長88m、幅員4.2m、1927年供用、Ⅳ(2011年)東日本大震災の液状化で橋脚沈下等の甚大な損傷を受け通行止め。利用者が少なく、国道125号の新利根橋および側道橋で迂回可能(迂回先まで約60m)。通行止め期間9年。2014年度着手・2023年度完了約472百万円
幸町歩道橋(千葉市)
横断歩道橋の撤去+交差点改良
鋼橋、橋長115.0m、幅員1.6m、1970年供用、Ⅲ(2020年)近隣小学校の統廃合で通学路指定を外れ、歩行者が付近の横断歩道を利用。利用者13人(平日7〜9時、2012年度調査)。2017年度に地元から補修要望 → 2019年度 自治会説明会で代替の横断歩道設置要望を文書受領 → 2022年度 撤去完了設計 約5.8百万円
工事 約166百万円
(交差点改良を含む)

3件に共通しているのは、「代替経路が具体的に示せたこと」です。新那珂橋は迂回距離1km、新利根橋は60m、幸町歩道橋は同一交差点内の横断歩道。撤去の可否を分けるのは損傷の程度そのものよりも、失われる機能をどこが引き受けるかを説明できるかどうかだと分かります。なお幸町歩道橋の例では、撤去に合わせて横断歩道1箇所(歩行者信号あり)の新設と右折レーンの設置という交差点改良を行っており、撤去は単体では完結しないことも示しています。

市町村単独で進めるのが難しい場合は、都道府県単位の連携体制や支援制度を使う道もあります(道路メンテナンス会議とは直轄診断・修繕代行・地域一括発注)。

この記事の結論

集約・撤去は、財政的に追い込まれた末の消極策ではなく、国が目標値まで置いて推進している正規の選択肢です。ただし補助制度で撤去が対象になるのは集約に伴う撤去・安全確保のための撤去・治水効果の高い撤去の3類型に限られ、いずれも括弧書きの条件が本体です。そして実行の入口は長寿命化修繕計画への記載で、令和8年度からは短期的な数値目標とコスト縮減効果の記載が本則適用になります。事例が示すのは、可否を分けるのは損傷の程度よりも失われる機能を誰が引き受けるかを具体的に説明できるかだということです。まず自組織の橋のうち、通行規制中のもの・交通量が著しく減ったものを洗い出すところから始まります。

よくある質問

橋の撤去に国の補助は使えますか?

道路メンテナンス事業補助制度の要綱は「対策」に撤去を明記しており、使える場合があります。ただし事業要件で対象になるのは、集約に伴う撤去(集約先の対策等を実施する場合に限る)、横断する道路施設等の安全確保のための撤去(改築または修繕と同時に実施する場合に限る)、治水効果の高い橋梁の撤去(治水効果を確認している場合に限る)の3類型です。単に老朽化したから撤去するという単純撤去は条件付きの扱いになります。いずれも点検の実施と診断結果の公表、長寿命化修繕計画への位置づけが前提です。

撤去を検討するには何から始めればよいですか?

まず候補の抽出です。ガイドラインは、周辺道路網の整備や土地利用の変化で交通量が著しく減少している橋梁と、老朽化に伴い通行規制を実施している橋梁を対象になりうるものとして挙げています。そのうえで健全性・交通量・迂回路の有無・迂回距離・周辺環境の変化を指標に候補を絞り、100年間を対象に継続利用した場合と撤去した場合の概算事業費を比較します。並行して長寿命化修繕計画への記載を進めることが、補助制度を使ううえでも必要になります。

撤去にはどのくらいの期間がかかりますか?

事例では、通行止めから撤去完了まで長い期間を要しています。茨城県稲敷市の新利根橋は通行止め期間が9年、事業着手から完了まで2014年度から2023年度でした。千葉市の幸町歩道橋も、2015年度の撤去方針決定から2022年度の工事完了まで7年ほどかかっています。工期そのものより、住民説明と関係機関協議に時間がかかるのが実態で、交差物件の管理者との協議が20回を超えた事例も報告されています。